2012.05.19更新

《『日本人の歯並びはひどい』外国人の多くが日本人の歯並びの悪さを指摘。
そして、今や歯並びに対する日本人の意識は中国より低くなっていた!》


4月18日は「よい歯の日」でした。
そんな「よい歯の日」に、インターネットのニュースで「『日本人の歯並びはひどい』日本在住の外国人の多くが歯並びの悪さを指摘」という記事を観ました。
http://news.mynavi.jp/news/2012/04/16/098/index.html?gaibu=kan

その内容を下記のようです。
マイナビニュースより記事を引用
 
アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社は、4月18日「よい歯の日」に向けて、日本人の歯並びについて国内外で意識調査を実施した。日本に住む外国人100名に調査したところ、日頃から日本人の歯並びの悪さについて強く意識していたことが明らかとなった。
調査は日本に住む外国人100名を対象に、2012年3月、在日外国人向け雑誌の読者モニターへのアンケート調査という形で実施した。日本人の歯並びに対する印象について聞いたところ、「日本人は歯並びが良い」と回答した人はわずか4%。一方、76%が「歯並びが悪い」と回答している。「先進国で最低」、「ひどさに驚く」、「なぜ治さないのか」といった声も多く寄せられた。
また、日本、アメリカ、中国で歯並びと矯正治療に関する各国比較の意識調査も実施。「(もともと)歯並びが良くない」人の割合は、日本61%・アメリカ58%・中国71.5%だが、そのうちの矯正治療率は、日本21.3%・アメリカ50%・中国23.8%という結果に。「治療したいと思う」人の割合は、日本54.2%・アメリカ79.3%・中国85.3%となり、日本は海外に比べて矯正治療率・治療意向ともに低いことが明らかとなった。
さらに、日本人は「矯正装置をつけることに心理的な抵抗がある」と72%が回答。矯正中のイメージについても、海外では「歯並びが良くなっていくのがうれしい」と答える割合が多いのに対し、日本は「矯正装置による不自由がつらい」と答える割合が多かった。日本人は外国人と比べて、「裏側矯正(舌側矯正)」や「透明マウスピース矯正」など、目立たない矯正治療の認知度が低いのも、矯正治療を遠ざける原因ではないかと同社は見ている。
引用終わり

日本に来た外国人が驚くことの一つに日本人の歯並びの悪さがあることは以前から知っていました。日本人は歯並びが悪く、「先進国で最低」、「ひどさに驚く」、「なぜ治さないのか」とまで思われていることは、矯正歯科医である私としては本当に悲しいことですが、現実です。今回僕がさらにショックであったことは、歯並びと矯正歯科治療に関する各国比較の意識調査の結果です。日本が歯並びの矯正歯科治療率や矯正歯科治療を受けたいという治療意向の意識で、中国に遅れをとっていることです。今や、歯並びに対する意識は中国より低くなっているという悲しい現実を突きつけられたことがとてもショックです。この分野でも「中国に追い抜かれてしまったのか」と愕然としました。矯正歯科専門医の技術は日本は世界でも有数の優秀な国だと思っていますが、国民の意識が全くついてきていないんです。
日本人はファッションにもとても気を遣いおしゃれな人が多いです。バックや化粧、洋服にお金を掛けることを惜しまない人たちが自分自身の身体である歯並びに無頓着なのは何故なんでしょう。健康意識・美意識の欠如と世界の人たちは思っていることでしょう。日本人が世界的なグローバルスタンダードからかけ離れていることの最たるものが日本人の歯並びかもしれません。日本人の歯並びに対する美意識の低さ、どうにかならないのでしょうかね。
担当:院長 菅沼

《歯の健康シリーズ》
・舌の悪い癖について!
舌が上下の歯の間に出ていたり、飲む込む時に突き出して歯を押すような動きをすることがあります。このような舌の動きを舌癖(ぜつへき→舌の悪い癖)といいます。

人は1日におよそ1500回無意識に飲み込む動作をするため、舌癖のある人は飲み込む度に舌で歯を押していることになるので、その結果歯と歯の間にすき間が開いたり、上下の歯がかみ合わなくなることがあるのです。
また、しゃべる時もそのすき間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌たらずな発音になることがあります。このように、舌癖があると歯並びや発音に大きな影響を及ぼしてしまいます。矯正治療においても後戻りを防ぎ、キレイな歯並びでいられるために舌癖を治すトレーニングが必要なのです。
舌癖1 舌癖2

【舌癖の原因】
1.口呼吸…舌がいつも低い位置にある
2.舌の裏のひもが短い(舌小帯)…舌が上あごにつきにくい
3.指しゃぶり…続けることで出っ歯になり、舌が出やすくなる
4.遺伝…顔かたちや歯並びによって、舌癖が出やすいこともある

【舌癖の治し方】
舌癖を治すには舌を前に出す癖とお口の周囲の筋肉のゆるみを改善する必要があります。これらを改善するためにMFT(口腔筋機能療法)と呼ばれる訓練を行います。
まずは舌の正しい位置“スポット”を覚えましょう。

舌は上顎にぴったりと接し、先端は“スポット”につけます。
簡単そうに見えて舌癖のある方にとっては苦難の技です。

上顎につけられるようになったらいよいよ筋トレです!!
一部、簡単にできるトレーニングをお伝えします。



【MFT(舌癖)のトレーニング】

1.ポスチャー
舌の先をスポットにつけて、舌全体を上顎に吸い上げストローを上顎犬歯後方(前から3番目)におきます。奥歯を咬み唇を軽く閉じます。(5分間)
できるようになったら時間を延ばし15分〜20分ぐらいやってみましょう。

2.ポッピング
舌全体を上顎に吸い上げ口を開け、舌の裏側のひもをできるだけ伸ばし『ポンッ』と音を出します。
※このトレーニングは舌を持ち上げる力をつける練習なので、ただ音を出すだけでは意味がありません。しっかり吸い上げ、舌の裏のひもが少し痛いくらいに伸ばしてみましょう。

3.スラープスワロー
鏡&スプレーボトル&ストローを用意します。
舌の先をスポットにつけてストローを上顎犬歯後方(前から3番目)において軽く咬みます。
スプレーの水を口の横から奥歯方向へ“シュッ”と入れて水を一気に吸い込み飲みます。
その時に、舌がストローの下に入らないように気を付けてください。

トレーニングは1日に5~10回毎日忘れずに練習することが大切です。

【最終目標】
□舌の先はスポットについている
□舌全体はリラックスして上顎についている
□唇はリラックスし軽く閉じ、鼻呼吸をしている

普段から舌の正しい位置と唇を閉じることを意識することが大切です。練習以外にも、この目標をイメージして習慣化するようにしましょう。

トレーニングは、本人の努力とご家族の方のご協力や励ましが効果を高めていきます。舌の悪い癖の改善は個人差がありますので、その人によって練習期間が違いますが、継続することが一番の近道です。

《お知らせ》
・駐車場が減りました。

平成24年5月1日から駐車場を2台解約しました。一方通行の道の左側の駐車場は使用できなくなっていますので、ご注意ください。それ以外の場所は今まで通り使用できます。
詳しい場所については、院内に掲示してありますので確認をお願いします。分からない方はお気軽におたずねください。
尚、駐車ができない場合にはお手数をおかけしますが、一度当院までご連絡をお願い致します。

・スタッフが退職します。
平成14年4月20日より当院の歯科衛生士として勤務していました、加藤文美が平成24年6月6日をもちまして退職します。

《編集後記》
6月から衛生士が一人減ります。現在もスタッフ不足のため、平日の夕方4時以降や土曜日、日曜日は予約が大変お取りしにくくなっておりますが、今後はさらに難しくなると思います。患者様には大変ご迷惑をおかけしますが、早めのご予約・ご変更等ご協力の程よろしくお願い致します。

5月21日(月)に九州地方南部、四国地方南部、近畿地方南部、中部地方南部、関東地方など広範囲で金環日食を見ることができます。日本では、1987年9月23日に沖縄本島などで見られた金環日食以来だそうです。次回は2030年6月1日に北海道で見られるそうです。ぜひ、早起きして見てみたいものですね。

菅沼矯正歯科
〒440-0806 豊橋市八町通3丁目12-3
TEL:0532-53-4819 FAX:0532-53-4818
http://www.suganuma-ortho.com


《菅沼カレンダー》休診日と研究日はで塗りつぶしてあります
▼クリックすると拡大します。

▼クリックすると拡大します。

▼クリックすると拡大します。

投稿者: 制作管理者