2012.02.21更新

《口腔ケアでインフルエンザ予防》
先日、朝のテレビを見ていると、『「舌磨き」「口腔ケア」がインフルエンザ予防に有効』との内容を放送していました。
そのことを紹介します。

国立感染症研究所によると、2012年1月29日までの1週間に受診したインフルエンザ患者は173万人、学級閉鎖は5325施設、42都道府県が警戒レベルにあるそうです。今年の流行はA香港型で感染の広がりが早いのが特徴と言われています。2月2日に警報を発令した東京都の場合、流行開始から警報発令までが15日間と1999年の調査開始以来最短だった。A香港型は5年ぶり。5歳未満の子どもは当然として、それより年長でも免疫がない人が多いのではないかと推測していました。また、学級閉鎖のクラスが再開するのと入れ替わりに隣のクラスが閉鎖という状況だった。新薬の効果で熱が下がるのが早くなり、子どもは治ったと思って登校するが、まだウイルスは体内にあって他の子どもにうつしてしまうようです。医師は「発症から5日間は安静に!」と訴えていました。

インフルエンザ予防には、「うがい」や「手洗い」以外には効果的な予防法はないといわれるが、ひとつ手がかりが報告されていました。私の母校・東京歯科大の石原和幸教授は「口腔ケア」がインフルエンザの発症を抑える効果があるのではないかと推測していました。
03年に教授らが特別擁護施設の高齢者190人に調査を行った。歯科衛生士が正しい口腔ケアの指導を週に1回実施したところ、口腔ケアを心がけているグループはしていない入居者と比べ、インフルエンザ発症率が10分の1になったという報告があると言われていました。
口腔ケアは歯磨きと同時に舌をきれいにする手入れ方法です。舌には食べ物のカスが残り細菌も繁殖します。口腔内をきれいにすることでウイルスの付着も防ぎインフルエンザの予防にもなるのではないか・・・、現在のところ、まだ因果関係は証明されていないが、数字は確かにその効果を語っています。
「口腔ケア」の方法は菌がたまりやすい奥歯の内側をよく磨くこと、次に歯ブラシをねかせて舌の表面を奥から外へこする。舌には歯磨き粉はつけなくていい。番組では「口腔ケア」を昼食後に実践しているある幼稚園を紹介していました。この時期でも4歳児65人中、インフルエンザ感染は未だにゼロだそうです。

豊橋市や東三河の小・中学校では昼食後に歯磨きなどの「口腔ケア」をする時間を設定しておらず、むし歯や歯周病予防の観点からも食後のブラッシング習慣がつくように積極的に取り組んでいただきたいと常々思っていましたが、インフルエンザなどの感染症予防の観点からも昼食後のブラッシングなどの「口腔ケア」は今後、検討が必要だと思います。

R‐1のヨーグルトが免疫力を向上させてインフルエンザ予防をする方法がメディアに採り上げられ、R-1ヨーグルトが入手できないほどの大人気になっていますが、「口腔ケア」は最も安価に手っ取り早く予防が出来る方法ですね。

最近では歯周病と糖尿病との関係や、歯周病と心臓疾患、歯周病と妊婦の早産等との関連性が解明されてきており、慢性的な全身疾患に対して口腔ケアの重要度が注目されてきています。今後益々、お口の中の健康が全身の健康に影響を及ぼしていることが解明されてくることを期待しています。
担当:院長 菅沼

《投書》
当院では、2002年5月の院内改装後にご意見箱を設置いたしました。
私共は多くの患者さんにQualityの高い医療サービスを提供出来るよう、院内システムを常に見直しております。患者さんからの貴重なご意見やご希望を頂戴いただければ、医院改善の一助にしていきますのでよろしくお願いいたします。ここで2011年12月から2012年2月までにいただきましたご意見ご要望の一部を紹介し、医院からのお答えを掲載いたします。

・スリッパがきたない。

ご意見を頂き、誠に有難うございました。
不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。対応させていただきました。
またお気付きの点がありましたら、ご意見よろしくお願い致します。

菅沼矯正歯科 
その他の投書は院長の返信待ちです。 

《矯正装置紹介》
技工士による矯正装置の紹介です。どんな装置を使用しているのか?と疑問に思っている方もいると思います。皆さんも一緒に勉強していきましょう!
また、わからないことがありましたら、お気軽にご質問ください。

今回はスプリントです。

①適応症

・顎関節症(口を開いたときに痛みやクリック音が生じる)

②装置の特徴と働き
・取り外しが可能

・上顎と下顎の歯列全体を覆うようにできています
・顎関節症の改善


             次回はインビジブルリテーナーとFixリテーナーです。

《お知らせ》
・スタッフが退職します。
平成23年4月16日より当院の非常勤歯科衛生士として勤務していました、黒田明美が平成24年3月31日をもちまして退職します。




《編集後記》
昨年12月からインフルエンザ(A型)が例年より早く猛威を振るっていましたが、2月になり例年3月以降に発症率が上がるインフルエンザ(B型)が流行し始めたそうです。同時にかかることはないそうですが、A型にかかったからと言ってB型にかからない訳ではないそうなので、まだまだ油断はできませんね。
予防としては、外出時にはマスクを着用する、帰宅後の手洗い・うがいはもちろんのこと、部屋の湿度を50〜60%以上にすること、まめに部屋を換気することなどがあげられています。菅沼矯正歯科では、待合室・診療室の境がなくたくさんの患者様がいらっしゃいます。
さらに、加湿や換気が不十分なため感染する確率が比較的高いと考えられます。患者様の下駄箱の上と待合室お手洗いにアルコール消毒液が置いてありますので、そちらをご自由にお使いいただき帰宅後には手洗い・うがいをしていただきたいと思います。

2月、3月は院長の出張が多く休診日が不規則で、院長不在の日があり受付・予防処置のみの治療しか行えない日があります。大変ご予約がお取りしにくくなっており、患者様にはご迷惑をおかけしております。今後も引き続きご予定がわかり次第、早めのご連絡をお願い致します。

4月に進級や就職などで引っ越しをする予定の方や住所が変わられた方は、住所変更等をしないとご連絡が取れなくなってしまいますので新しい住所、電話番号を必ずご連絡ください。

菅沼矯正歯科
〒440-0806 豊橋市八町通3丁目12-3
TEL:0532-53-4819 FAX:0532-53-4818
http://www.suganuma-ortho.com

《菅沼カレンダー》
休診日と研究日はで塗りつぶしてあります。


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投稿者: 制作管理者