2011.05.30更新

 
《平成23年3月11日》

このたびの東日本大震災により被害を受けられたみなさまに心からお見舞い申しあげます。一日も早い復旧とみなさまのご健康を心よりお祈り申しあげます。


3月11日、午後の診療中に目が回っているような感覚を覚えた。それが結構長い時間続いた。スタッフや患者さんと顔を見合わせ「地震?」と確認をした。それから10分ぐらい後にもう一度、同じような揺れを経験した。その日の夜、診療を終え、残業を終えて自宅に帰りテレビのニュースを目の当たりにし、驚き言葉を失った。それから数日は次々とニュースで報道される地震の惨状、東京電力福島原子力発電所での危機に接し悲しく心が痛む思いをした。そして同時に何もすることが出来ない自分自身に対して苛立ちを覚え、歯がゆく感じた。

「自分自身に出来ることは何か?」自問自答しながら週末を過ごした。

ちょうど翌週にはアメリカ合衆国カリフォルニア州ロスアンゼルスで開催される矯正歯科の学会Edward H. Angle Society of Orthodontists Angle Southern Californiaの3 Day Scientific meetingに出席し症例展示発表を行うことになっており、準備を進めている最中でした。
今回のMeetingには日本から当初13名の私の仲間の矯正専門開業医の先生方も参加予定で準備をしていましたが、この東日本大震災の影響で、私以外の先生方は参加できない状況に陥り、日本からは私だけが参加することになりました。参加を予定していた先生方は東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬などほとんどの先生が関東エリアで、診療室に地震の被害があったり、東京電力の計画停電の影響などもあり、家族や診療室、患者さんのことなどを考慮して参加を断念されました。


私は、幸いにも被災地から遠く離れたエリアに住んでいます。地震の被害を受けなかった私は、アメリカ出発前に私たちEdward H. Angle Society of Orthodontists Angle Southern Californiaの日本人メンバーのリーダーである古賀先生の2症例もお預かりして代わりに展示発表してくる重責も担ってきました。アメリカへの出発は昨年から国際線の定期便が就航した羽田空港からの出発でした。節電のために電灯を半分以上消した薄暗いJR品川駅の構内で古賀先生から症例展示発表のファイルと模型を受け取り、羽田空港へ移動しました。フライト時間を待つ間にも2回ほど震度3を超える余震を経験しました。



アメリカのAngle Societyではお会いするアメリカの多くの先生方から、日本の今回の震災と津波による被害に対してのお見舞いのお言葉を頂き、そして、私や、私の家族のことをご心配頂き、今回参加できなかった日本のAngle Memberとその家族や診療室などの安全と健康をご心配され、優しいお言葉を沢山かけて頂きました。
皆さんの優しいお言葉に感謝しながら、私が知る日本の状況、日本の参加できなかったメンバーの状況を説明申し上げました。

多くの外国の方が日本を心配し、応援してくれていることを実感し、世界はつながっていることを感じ感動しました。

この2ヶ月間は自分の人生を見つめ直す時間でもありました。
壮絶な思い、厳しい生活をしいられている被災者の方々の映像を見るにつけ、自分自身が何も出来ないもどかしさ、むなしさ、歯がゆさを痛切に感じました。
そして、東京電力エリアでの停電などもあり、日本全体の経済に及ぼす影響は計り知れず、日本経済は危機的状況に陥ることでしょう。

被災していない私たちが、今できることは日本経済を少しでも支えること。そのためには私は矯正歯科医としての自分自身の仕事を精一杯して、一生懸命生きること。これが私たちに今できる最良のことではないかと思います。

何でもない日常の生活、家族みんなでテレビを見ながら談笑したり、暖かい食事をお腹いっぱい食べられることなどいつも当たり前にしていた生活が出来ることが本当に幸せなんだと思い、感激し、そして感謝したこの2ヶ月です。

被災地の一日も早い復興と、被災された皆様のご無事と、健康を心より祈念いたします。


中部電力浜岡原子力発電所の停止が政府から要請されました。
これまで電気、電力という文明の力に頼った生活をしてきた私たちです。どんどん便利なる社会生活を支えてきた電力に関して見直しを求められています。日本全体で節電について考え、実行していかなければなりません。
菅沼矯正歯科も節電に関して検討し、実行していきます。
担当:院長 菅沼

《お知らせ》
・新しいスタッフが仲間になりました。
平成23年4月16日より歯科衛生士の黒田明美(くろだあけみ)が新しいスタッフとして加わりました。仕事に慣れるまではご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、よろしくお願い致します。



・駐車場が2台減りました。
診療室の前と脇に7台分と、当院裏に5台分の駐車場がありました。平成23年4月1日から2番・3番の駐車場は使用できなくなりました。駐車の際、お間違えのないようにお願い致します。
それ以外の場所は今まで通りです。1台は軽自動車専用となりますのでご了承ください。
詳しい場所につきましては、院内の掲示をご覧ください。
※青いポールが目印です。

・スタッフ募集中。
現在、スタッフを募集しております。

常勤衛生士 若干名
歯科医師(常勤あるいは非常勤)1名


雇用条件・勤務時間などにつきましては、面談時にご相談させていただきます。
お問い合わせは、お電話でお願いします。


《歯の健康シリーズ》
・当院の歯ブラシにDENT.EX onetuft systema(デント.イーエックス ワンタフト システマ)が新しく仲間入り!

矯正装置が入っていると…
・細かい所に歯ブラシが当てられない 
・装置の周りが磨きにくい
・歯間部に汚れが残る
・腫れた歯茎の周りが磨けない          など

歯磨きにストレスを感じてしまったことが一度はあるのではないでしょうか?そんな時は、このDENT.EX onetuft systemaの出番です。DENT.EX onetuft systemaは、ワンタフトブラシと いってその名の通り、毛束が1つしかありません( One[1つの] Tuft[束] )。
歯ブラシのヘッド部分が小さい分、細かいところの歯磨きに適しています。


楽にブラシを届かせることができます!

DENT.EX onetuft systemaは、毛足がとても長く、10.5mmもあるため、届きにくいところまで楽に毛先を当てられます。また、ブラシの毛先が細くなっていくスーパーテーパード毛が、腫れた歯茎の中にもスムーズに入って行きます。

【使い方のポイント!】
部分磨き用ですので、当てたところで細かくそっと動かして磨いてください。
大きく動かしすぎたり、力が入りすぎているとうまく磨けません。
『今の歯ブラシだけでは、どうしてもうまく磨けない…』『Plaut(プラウト)では毛先が届かない』とお思いの方は、是非試してみてください。使う場所や、用途によって多少使い方にコツがありますので、分からないことがあれば、スタッフまでお気軽に声をかけてくださいね!

【PlautとDENT.EX onetuft systemaの使い分け】
DENT.EX onetuft systemaは、Plautに比べ、毛足が長い分汚れを落とす力が少し弱いです。
Plautでも届きにくいような、細かいところに適しているのがDENT.EX onetuft systemaです。
両方を使い比べてみると、違いがよくわかると思います。用途に合わせて使い分けてみてください。



《編集後記》
2011年3月11日に発生した東日本大震災。毎日の新聞やテレビでその惨劇を見ては、これは日本でおこっていることなのか?と目を疑うような惨状でした。それから2ヶ月がたちましたが、テレビや新聞での報道が少しずつ少なくなる中、まだ毎日震度3〜4の余震が発生している被災地での再起の報道に感動している毎日です。壊滅的な被害を受けた漁業関係者が先日漁に出たり、被災者とボランティアの方が結婚をして、被災地で一緒に頑張っていこうと新たな生活に踏み切ったり等の報道を目にしました。世界各国の報道で、「日本人だからこそ、この困難に打ち勝つことができる」等の報道を目にすると被災地の人たちの頑張りがきちんと伝わっているのだなと感じました。
そして、たくさんの方がボランティアとして参加しています。GW期間中にもたくさんのボランティアの方が見えたそうですが、これからの週末等にボランティアの数が激減するのが心配という報道も目にしました。
中部地方でも、浜岡原子力発電所の停止要請が受諾されました。これからの季節、節電が必要になってきますが、病院という場所でもあるので通院されている患者様が不快に感じることのない様な節電をしていきたいと思っています。

2011年7月20日(水)〜8月31日(水)までは、料金設定が夏期料金となりますので、ご了承ください。尚、夏休み期間中は平日午前中からご予約がいっぱいになりますので、早めのご連絡をお願い致します。

菅沼矯正歯科
〒440-0806 豊橋市八町通3丁目12-3
TEL:0532-53-4819 FAX:0532-53-4818
http://www.suganuma-ortho.com







《菅沼カレンダー》休診日と研究日はで塗りつぶしてあります。

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投稿者: 制作管理者