Dr.Q's BLOG

2011.07.06更新

 2週にわたり東京歯科大学で第4学年学生に歯科矯正学のチュートリアルを・・・

先週、2011年6月27日(月)と7月4日(月)の2週に渡って、私が非常勤講師を務めています東京歯科大学歯科矯正学講座での学生教育のために東京歯科大学千葉校舎に出張してきました。東京歯科大学第4学年の学生さんに歯科矯正学のチュートリアルを行うためです。
菅沼矯正歯科は6月27日(月)と7月4日(月)の2週連続で月曜日の2日間に臨時休診させていただきました。患者さんには予約の点で不自由をお掛けして申し訳ございませんでした。

今回のチュートリアルは第4学年の歯科矯正学。そしてチュートリアルの課題2で、「姉弟の矯正歯科治療2」と言うタイトルで課題が出され、課題シートから問題抽出を行います。その抽出した問題の内容に関して1週間で各人が担当部分を調べて発表を行います。
これまで、4年生は歯科矯正学の講義で治療学概論、組織変化、固定、抜歯、矯正歯科治療の前準備、矯正用器具、材料、矯正装置、不正咬合の矯正治療、他科との共同治療について学び、今後、予防、筋機能療法、保定について講義が行われるそうです。

今回の課題の目的は
1.永久歯列期に用いる矯正装置、特にエッジワイズ装置について学ぶ。さらに、抜歯症例におけるその診断、固定の概念を学ぶ。
2.矯正治療に用いる代表的な器材、すなわちバンド作製に用いる器材やワイヤーベンディングに用いるプライヤーについて学ぶ。
3.矯正力によるはの移動に伴う組織変化について学ぶ。
でした。

そして、到達目標は、
エッジワイズ法の矯正治療とそれに用いられる器具器材と組織変化について学びます。
1.本格矯正治療について説明できる。
2.エッジワイズ法について説明できる。(特徴、装置を構成する材料)
3.抜歯・非抜歯の判定法に関して説明できる。
4.固定の定義、種類について説明できる。
5.線材料の形態・材質について説明できる。
6.ワイヤーに付与するループの意義について説明できる。
7.バンド製作器材およびワイヤーベンディングに用いる代表的なプライヤーが言える。
8.歯の移動に伴う生体反応について説明できる。
9.保定の意義および保定装置について説明できる。
Tweed分析、総合診断について学びます。
1.Tweed分析ができる。
2.総合診断について理解する。
3.治療の概要について説明できる。

このように、今回の課題では矯正歯科治療の根幹に関わることを学ぶ非常に大切な時間でした。千葉までの出張は疲れますが、充実感のある心地よい疲労感を味わえます。
矯正歯科治療を正しく理解する歯科医を育成していくためにも、その基礎を学ぶ歯科大学生に我々のような臨床矯正歯科医と直に接して教育を受ける機会はとても有意義だと思います。今年度は、9月には同じく第4学年矯正歯科実習のOSCIの試験官としていってきます。そして後期には第3学年の歯科矯正学のチュートリアルに2回出張予定です。

「綺麗な歯並びで健康的な生活を!」

 ”For your Beautiful Smile & Healthy Life"

 愛知県豊橋市の「菅沼矯正歯科」


投稿者: 有限会社イーオルソサービス

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