| 2007年4月18日に愛知県名古屋市中区栄の名古屋国際ホテルで開催された中日本矯正歯科医会の第32回総会に出席 |
2007年4月18日に愛知県名古屋市中区栄の名古屋国際ホテルで開催された中日本矯正歯科医会の第32回総会に出席してきました。総会は商社展示も開催されたり、懇親会も開催されるためひときわにぎやかです。今回は会員発表、特別講演共にインプラントアンカレッジに関する演題でした。日本矯正歯科学会から通達が出て以来、当院でもインプラントアンカレッジの使用の際の説明には注意をして、骨接合材料の薬事法適応外使用であることを十分に説明をし、同意書を頂いた上で矯正用インプラントアンカレッジの埋入を行っています。
1日も早く厚生労働省から矯正用インプラント材料として薬事認可が得られることを願います。患者さんの利益のために、早期に承認して頂きたいと思います。
下記に、中日本矯正歯科医会 第32回総会のスケジュールと抄録を掲載します。
例会スケジュール
中日本矯正歯科医会 第32 回総会 2007年4月18日(水曜日)
会場:国際ホテル(栄)
| 13:00〜 |
受付開始、商社展示 |
| 13:30〜14:10 |
総会・理事会報告 |
| 14:30〜15:30 |
会員発表 切通 正智 会員 |
| 15:30〜15:50 |
コーヒーブレイク・商社展示 |
| 15:50〜17:50 |
特別講演 小山 勲男 先生 |
| 18:00〜 |
懇親会 |

会員発表
切通 正智 会員
「当院で行っているTADによる矯正治療」
近年、矯正治療においてTAD( スクリュータイプのミニインプラント) を併用する方法が選択肢の1つになってきている。TADは、ヘッドギアなどに代わる加強固定、従来の方法では困難であった臼歯圧下の固定源などとして利用され、症例や植立部位を選択すれば矯正歯科医自身が埋入可能である。
そこで、各社TADの比較、当院で植立時に使用している器具や植立手順、注意すべき点について、
また、TADの応用範囲は広いですが、その中から、従来の方法より効率的と思われる片側性固定源としてTADを利用した抜歯症例、皮質骨の厚み・硬さから高校生以上が望ましいと考えられますが非抜歯治療のため比較的低年齢にTADを使用した症例などを報告したいと思います。

特別講演
インプラントアンカレッジが矯正治療を変える
ーインプラントの植立から歯の近遠心移動、圧下そして成長のコントロールまでー
小山矯正歯科クリニック 小山 勲男 先生
Angleにより考案されたEdgewise装置は、多くの先人達により改良が加えられ新しいアイデアが加わってより新しく進化したEdgewiseを作りだしてきた。しかしそこにはアンカレッジをどうするかという苦心、努力がいつも見え隠れする。歯を移動する場合、移動方向とは反対の方向に必ず同じ大きさの反作用力が働き、矯正治療を難しくしてきた。Edgewise装置を用いて矯正治療を行う時、成長のコントロールや加強固定のために顎外固定装置を用いたり、歯牙移動のために II 級ゴム、III 級ゴムをしばしば用いるが、この際には患者の協力が必須条件となる。その協力が得られない時には矯正治療を断念せざるを得ないこともあるため、我々矯正歯科医はいかに患者協力を引き出すか大いに努力しているところである。
しかし、最近では反作用力からの開放、かつ患者の協力を必要としない方法として、いろいろなタイプのimplantancorageが用いられるようになってきた。今回私はminiscrewtypeのimplantの植立の術式、そして撤去方法について、さらにそれを用いた近遠心的歯牙移動の症例、抜歯症例、臼歯圧下症例等いろいろな症例をご紹介したいと思う。従来、我々は不正咬合を治療する場合にorthodontic approach、orthopedic approacを必要に応じ使い分けて矯正治療を行ってきた。今のところi m p l a n t を用いた治療は主にorthodontic tooth movementの固定源として用いられ、従来の矯正テクニックでは行うことのできなかった治療の限界を超えて、いろいろな治療を可能にしたり、簡単に行えるようにしたりと矯正治療の範囲を大きく広げたことは大変な進歩と言える。
さらに今回、私はまだあまり行われていないimplant ancorageを用いたorthopedic approachについての試みについてもお話してみたいと思う。
御略歴
小山 勲男 先生
小山矯正歯科クリニック(奈良市)
| 1968年 |
大阪歯科大学卒業 |
| 1976年 |
歯学博士取得 |
| 1976-1977年 |
LomaLinda大学留学 |
| 1979年 |
大阪歯科大学講師 |
| 1979年 |
大阪、奈良にて矯正歯科開業 |
| 1979年 |
大阪歯科大学矯正歯科学教室非常勤講師 |
| 1979年 |
大阪歯科大学矯正歯科学教室臨床指導医 |
| 1988-1991年 |
近畿矯正歯科研究会会長 |
| 1989-1990年 |
近畿東海矯正歯科学会副会長 |
| 1990年 |
日本矯正歯科学会認定医、指導医 |
| 1993-2004年 |
日本成人矯正歯科学会評議員 |
| 1995年 |
北京大学客員副教授 |
| 1996年 |
Royal Cllege of Surgeons of Edinburgh ( U K) 認定医 |
| 1996年 |
大連医科大学客員教授 |
| 1997年 |
第4 軍医大学客員教授 |
| 1998-2003年 |
近畿東海矯正歯科学会評議員 |
| 2005年 |
Edward H . Angle Society (Southwest component ) 試験委員 |
| 2006年 |
日本矯正歯科学会専門医 |
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