#231
品川プリンスホテルにて行われた
「日本臨床矯正歯科医会 平成18年度2月例会」に参加してきました。

スタッフ一同



 平成19年2月21日(水)・22日(木)に、東京の「品川プリンスホテル」にて行われた『日本臨床矯正歯科医会 平成18年度2月例会』の第2日目に参加してきました。


委員会プログラムI

矯正歯科専門クリニックの新しい方向性 ー人口減少時代の選択と戦略ー

有限会社ファイナンシャルプラス 代表取締役  澤泉 千加良氏

「量や数」の時代から「質」の時代に変化してきました。治療結果の「質」ばかりでなく、患者さんとの信頼関係や価値観の共有も含めた治療過程の「質」を考えることが大切になってきました。患者さんが治療に対して高い理解と協力性を示し、クリニックの理念に共感し価値観を共有するようであれば、スタッフや矯正歯科医のモチベーションも向上し、患者さんを通してのマーケティングにも役立ちます。

たくさんの患者さんに来院いただける医院ではなく
          ↓
たくさんの感者さんに来院いただける医院づくり
 患者=共感者にたくさん来院していただける

大切な理由
(1)感者さんと医院とのミスマッチを防ぐ
  共感いただける何かを作ることによって、感者さんの満足度を高める
(2)具体的な取り組み
 共感者にたくさん来院していただける医院づくり
  『想い』を『形』にして『表現』する → 言葉や形にしないと伝わらない
                 ↓
         共感してくれる人たちが集まってくる

ラウンドテーブル・ディスカッション

「矯正歯科医会スタッフ・ブラッシュアップ・プログラムを作ろう
パート1 私たちが提供する医療サービスの質の現状と目標は?」


 10つのテーマからあらかじめ希望したテーマに関して、少人数で今までの経験や悩みなどをお互いに語り合いました。各診療所でのさまざまな事例や取り組みを共有することにより、日々の臨床の質と効率を向上させるとともに、同じプロフェッショナルとしての共感を得ることが目的とのことです。今回は各職種、経験年数ごとにグループ分けされていました。


スタッフプログラム

医療コーディネーター的なマインドが医療を変える

有限責任中間法人 日本医療コーディネーター協会理事長  嵯峨崎 泰子先生

 医療コーディネーターは、クライアント(患者・家族・友人等)が望む医療を受けられるよう、または患者に関わる方が納得できる医療との関係が保たれるよう、医療者(医師など)・医療機関との間の橋渡し役を担ったり、関わり方をサポートすることです。具体的には、クライアントから医療についての相談を受け、納得のいく治療を受けられるようにするためのアドバイスや、医師とのコミュニケーションを円滑にするための対話方法などの実務レベルのレクチャーを行っています。治療法、医療サービス、医療システム、医療倫理など様々な面で「立場の違い」から出来る隙間を埋める新しい形態である。平和的問題解決のためには医療コーディネーターが必要で、クライアントと医師の良きパートナーであることをおっしゃっていました。




感想

 澤泉さんの講演で学んだことは「想い」を「形」にして「表現」するということです。患者さんとの信頼関係や価値観の共有も含めた治療過程の「質」を上げていきたいと思います。「こんな人に来院してほしいな」と決めて想いを形にしても、みんながみんな受け入れてくれるとは限らないと思うけれど、医院の想いが伝わりその取り組みによって信頼関係が生まれてくれたらいいと思います。

 ラウンドテーブル・ディスカッションでは本当に短い時間ではありましたが、どのテーブルも真剣に話し合いをされているのがわかりました。話していくうちに、同じような経験をしている人や、同じような悩みを抱えている人、また自分の経験をもとにアドバイスが出来たりと、今回のディスカッションもとてもいい経験となりました。話し合った内容を全ていかすのは難しいと思いますが、患者さんにより良いものを提供できるように、今後も努力していきたいと思います。
 嵯峨崎先生のお話では、医療コーディネーターの仕事の重要性と大変さが良く解りました。中立的存在の医療コーディネーターは医師にとっても患者さんにとっても心強い存在なのだと感じました。初めは気を付けていても、慣れてくると初心を忘れがちになり専門用語を使用してしまうこともありますが、それが積み重なり知らぬ間に患者さんと医療者側の隙間が出来てしまう可能性もあるのです。医療者側は、なるべく患者さんが解りやすい言葉に置き換えてお伝えしなければならないと思いました。そして私たちスタッフの立場は、院長に直接言えないことや表現しにくくて伝えられないことを中間的な立場で、お互いの信頼関係を保つ役割をする医療コーディネーターと同じ立場ということを再認識させられました。患者さんの本心や言いたいことなどを聞いてあげられる存在に、またそれに対して適切な意見や答えを返すことができるように努力していきたいと感じました。