#170
中日本矯正歯科医会総会特別講演
菅沼矯正歯科 小嶋亜紀子 

4月20日木曜日に開催された、中日本矯正歯科医会総会の特別講演に出席して参りました。今回の特別講演は藤田保健衛生大学医学部形成外科学教室の講師である奥本隆行先生が、形成外科にて行われている頭蓋顎顔面外科治療について、講演されました。

形成外科の対象は先天的あるいは、後天的な顔貌の変形、その中でも変形が頭蓋に限局するものから中顔面に広くまたがるものなど多岐にわたっています。 これらの症例に対し、成長期、成長終了時に種々の骨切り術を行い変形の改善を行っていきます。成長期の手術ではその後の成長を考慮したうえで計画を立てますが、完全な成長予測をすることは不可能です。重要なことはその時点で必要な機能の獲得を図り、成長管理を行い、将来的に行われる手術を如何に簡単なものにできるかということになります。 咬合管理が重要になってくるものには、顎変形症、小顎症、上顎前突症、下顎前突症などがあります。これらの症例に対しては形成外科、小児歯科、矯正歯科が十分な連携を図りつつ、成長管理を徹底していくことが大切になるとお話されていました。

奥本先生は、当院院長が東京歯科大学の歯科矯正学講座在籍時に、数ヶ月間、慶応大学形成外科から同医局に出向され、勉強された経歴があり、矯正歯科治療、診断を理解されているので、私達にもとてもわかりやすい講演でした。今後増々、他科連携は重要なテーマになっていくと感じました。