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2月18日(金)に東京・新宿のセンチュリーハイアットホテルにて開催された第4回 MBTシステム研究会に参加し、症例展示発表を行いました。私はMBTシステム研究会の役員でもありますので、運営にも携わっています。今回はDr.McLaughlinに加え、Dr. Terry D. McDonaldにもご参加頂きました。彼はDr.McLaughlinの友人であります。彼は、オレゴン大学の矯正歯科学講座のAssistant clinical Professorをされており、またthe American Board of Orthodontics(ABO)のguest examinerをされています。 午前中はお二人の先生による展示発表症例の評価を1症例ごとに丁寧にして頂きました。そして総評を頂きましたが、症例のクオリティーの高さと、MBTシステム研究会の姿勢を大変評価して頂きました。 その後、臨床検討会が行われました。今回は2月16日(水)17日(木)に開催されたMBT Courseで発表をされた古賀先生、二宮先生、林先生、伊谷野先生がそれぞれほぼ同様の発表をされ、ディスカッションをしました。 そして、Dr.McLaughlinが「 Arnett - McLaughlin 分析の応用 」、Dr. Terry D. McDonaldが「 ABO のリクワイヤーメントと MBTフィロソフィーとの関連 」という特別講演 (SPECIAL LECTURE) をされました。 非常に有意義な講演を受けることが出来ました。 この後、MBTシステム研究会の総会があり、事業報告、次年度の事業予定や予算案などが賛成多数で可決されました。尚、前日の夜にはMBTシステム研究会がDr.McLaughlin、Dr. Terry D. McDonaldをお招きしての懇親会が開催され、これも今回幹事の福増先生、井上先生のご努力で新しい趣向を凝らしたプレゼンテーションがありとても盛会でありました。 また、来年の研究会が楽しみであります。 下記に当日のプログラムと講演抄録を掲載します。
MBTシステム臨床検討会 CASE DISUCUSSION FOR CLASS II Div. 1 演者ならびに講演内容 Speakers and Contents
の結果を得ることができた。現在保定観察中である。
断続的な力で歯群を移動させる報告は見当たらない。Hycon装置はScrewを基本構造とし、断続的な力を発揮する。小型ドライバーによって時計回りに1回転(360°)させると,1/8mm歯が移動するとされている.当科では,Screwの調節を3日に1回の頻度で行うように患者に対して指示している。 McLaughlinらは、Hycon装置を用いると歯は急速に移動するが、矯正力が強くarch wire formを大きくゆがめる危険性があり注意が必要であると述べている。今回、前歯群の遠心移動時に、Hycon装置を適用した症例を紹介しながら、前歯部torque ,anchorage,arch wire formの変化,Sliding mechanicsへの影響について検討を加えてみたい。
【症例】:初診時年齢:22歳 10ヶ月の女性。Over jet 10.7 mm、Over bite 5.3 mm。 大臼歯関係はAngle class II、ANB 8.2°。上下顎左側第一小臼歯部に交差咬合が見られた。顔貌所見ではConvex type、安静時口唇の閉鎖不全が認められた。 顔面の非対称性は認められず、顔面正中に、上下顎歯列の正中もほぼ一致していた。 【初診】:2002年10月 【主訴】:上顎前歯の突出。 【診断】:Skeletal: Class II( Maxilla : normal, Mandibule :mild retrognathia ) Dental: Angle class II div 1. 【治療計画】:上顎両側第一小臼歯、下顎右側中切歯の抜歯による本格矯正治療を行った。 【治療経過】:治療開始前にMIA埋入し、動的治療開始と共にインプラトを使い始めた。 前歯の移動方法は2ステップ(犬歯移動、前歯移動)で行った。前歯の遠心移動前に、上顎中切歯のトルクを17°から22°へ変更し前歯の遠心移動・空隙閉鎖を行った。 【使用装置】:.022 MBT system + Indirect bonding system + Micro Implant Anchorage。 【動的治療期間】: 1年10ヶ月(22ヶ月) 【治療評価】:臼歯関係をFull class II の状態を保ったまま、U1-Apoは14.5 mm から5.7mm 、U1 Palatal Plane121.8°から106.6°へ改善した。治療前後の重ね合わせでは、前歯のラビッティング傾向にあるが、治療前の上下顎骨前後的ディスクレバンシー・前歯の移動量を考えれば、上顎中切歯のブラケットに22。トルクブラケットとMIAを併用する事が、効率よく治療を行えたと理由と考えます。
MBTシステムで治療されたII級非抜歯症例をこの機会に検討するに際して、上顎前突をどう定義するかで迷った。歯性の上顎前突はともかく、成長期の患者の骨格性の上顎前突の場合、いろいろな解釈が生じると思う。今回は、演者の経験上、初診年齢時に前後的な上下顎骨のずれがANB5度以上の症例を第一条件に選択した。次に47症例(すべてANB5度以上)をタイプ別に分類した。基準は上顎突出をMcN Line に対してPoint A が+2mm以上、上顎正常をー2mm<〜<+2mm、上顎後退を‐2mm以下と定義した。下顎の後退を McN Line に対してPogonion‐8mm〜‐10mm以下、下顎正常位置を‐8mm〜‐6mm<〜<‐3mm、下顎突出を‐3mm 以上と定義した。下顎の位置に多少の範囲を設定したのは上顎前突ということで上顎の位置により、下顎の位置に対する解釈に多少の融通性が生じると思ったからである。 症例を検討した結果、以下の5型に分類可能であった。I型は上顎突出・下顎正常で、約4.3% , II 型は上顎正常・下顎後退で約48.9% , III 型は上顎突出・下顎後退で12.8% ,IV型は上顎突出・下顎突出(上下顎前突傾向)で10.6% ,V型は上顎後退・下顎後退で23.4% であった。今回は、母集団が日本人において最も多いと思われる II 型について、症例を呈示する。 特別講演 SPECIAL LECTURE 「Arnett-McLaughlin 分析の応用」 Richard P. McLaughlin D.D.S. San Diego, California Clinical Professor, Department of Orthodontics, University of Southern California Dr. McLaughlin will reviewハhis diagnosis and treatment planning protocal, using the Arnett-McLaughlin analysis. Two surgical orthodonticハcases will be presented and carefully demonstrated." 「ABOのリクワイヤーメントと MBTフィロソフィーとの関連」 Terry D. McDonald D.D.S. Salem, Oregon Assistant clinical Professor , Department of Orthodontics, University of Oregon Dr. Terry McDonald, previous guest examiner on the American Board of Orthodontics, will discuss current American Board requirements for becoming board certified. ハHe will also demonstrate how the model grading is done and how that relates to the total examination process.
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