#152
日本腔筋機能療法研究会に参加して
衛生士 近藤千香 

pict12004年11月3日東京歯科大学にて第3回日本口腔筋機能療法研究会(Japan Society for Oral Myofunctional Therapy)に参加してきました。この大会は今年で3回を迎え、シンポジウム、教育講演、衛生士タイム、講演、ポスター展示と充実したプログラムを組まれており、講習会参加は200名以上、その中でも、歯科衛生士は7割ほど占めていました。私はいろいろなMFTの講習会に幾度か参加させていただきましたが、『患者さんへの動機付けの方法』が未だに習得できておらず、このままの状態で患者さんは理解しているのか?動機付けはできているのか?と疑問を抱いていました。今回の講習会で衛生士さんの発表を聞き、非常に患者さんへ分かりやすくMFTについて伝えていることを知りました。今回の発表を参考に、当院でも取り入れれる事は取り入れていこうと思います。

1.モチベーションを高める説明用アルバム
  いろいろな癖の影響と指導例
  
鎌田久実・土屋さやか・花田三典・橋本律子 (大野矯正クリニック/横浜市)

舌突出癖、おしゃぶり、母子吸引癖、口唇癖などの癖を治すには、まず、習癖を治したいという意識を持ってもらうことが必要です。大野矯正クリニックで患者さんへの動機付けに使用しているのは、舌突出癖を症例ごとにまとめたものだそうです。症例ごとにまとめた媒体を用いての指導を受けた保護者の方の感想は「子供の習癖にはじめて気づいた、こんなに多くの種類があると気づいたし、治そうと思った。」との意見が多く、患者さんへのモチベーションがあがったそうです。

2. 患者さんのためのモチベーションDVDの活用
  
木村玲・川端順子・嘉ノ海龍三(カノミ矯正・小児歯科クリニック/姫路市)

カノミ矯正・小児歯科クリニックではDVDを用いて患者さんへのモチベーションを高めているそうです。患者さんの機能状態を十分診査し、記録するためにDVD記録をおこなっており、患者さんや保護者の方に撮影したDVDを見せながら発音時や、安静時、食べるときの口腔周囲筋の状態、動きを示し、機能の改善点について説明しているそうです。MFTには私たちだけの力ではなく、もっともトレーニングが効果的な時期といわれる小学校低学年にもわかりやすい動機付けのためのDVDも制作し、使用しているそうです。患者さんには、目標がイメージしやすく協力を得られるそうです。


「感想」
今回の講習を聞いてMFTの指導時には舌だけでなく、大きく促して呼吸、口腔周囲筋などの動態を観察すること是非診療に取り入れて行きたいと感じました。また、患者さんへの動機付けをするためにスタッフと相談しあい、スタッフのレベルアップ、媒体の作成、DVDを使用しての説明を取り入れていきたいと思っています。