#144
「第32回日本臨床矯正歯科医会大会(千葉)にて発表を行います」
2004年9月29日(水)〜30日(木)まで千葉市のホテル グリーンタワー幕張にて「社会に開かれた医療を求めて」をテーマに開催される第32回日本臨床矯正歯科医会大会において、学術展示ならびに症例展示を行います。また、総会におきまして広報特別事業に関する報告を行います。
学術展示の抄録を掲載します。
第32回日本臨床矯正歯科医会大会
『社会に開かれた医療を求めて』

≪第32回 日本臨床矯正歯科医会大会≫
2004年9月29日(水)・30日(木)
ホテル グリーンタワー幕張

≪市民セミナー≫
2004年8月8日(日)
船橋市民文化創造館 きららホール

 学術展示
 日本臨床矯正歯科医師会が監修した啓発Mookに関するアンケート調査
 −歯科衛生士専門学校の学生・教職員に配布して−
 Questionnaire survey on the Mook in which supervised the compilation of Japanese
 Association of Orthodontists
 -Distribute to student & teacher of Dental hygienists school-

発表者名:
日本臨床矯正歯科医会広報委員会:菅沼與明、平木建史
日本臨床矯正歯科医会医療管理委員会:山内昌浩、高橋洋樹
日本臨床矯正歯科医会東海支部:浅見勲、池森由幸、高橋直行

緒言
 矯正歯科治療を広く一般に理解してもらう上で書籍は有効な方法である。2002年12月「大人の矯正歯科Book」、2003年9月「ジュニアの矯正歯科Book」が日本臨床矯正歯科医会の監修により発刊された。今回、歯科衛生士専門学校に2003年12月 2004年1月にかけて両誌を配布しアンケート調査を行った。
約半年経過した2004年6月に日本臨床矯正歯科医会東海支部の会員に対してMookを配布した歯科衛生士専門学校関係者からの問い合わせや来院に関してアンケート調査を行った。これらについて報告する。

調査方法
「大人の矯正歯科Book」「ジュニアの矯正歯科Book」を歯科衛生士専門学校の学生・教職員に配布し読んでもらいアンケート調査を行った。約半年経過後、日本臨床矯正歯科医会東海支部の会員に対しMookを配布した歯科衛生士専門学校の関係者について問い合わせや来院に関するアンケート調査を行った。

結果・考察
 歯科衛生士学校学生・教職員に対して1)表紙や全体のイメージは非常に評価が高く、否定的な回答したを者はほとんどいなかった。
2)歯科衛生士としての職務に関連した項目に興味が高かった。3)歯並びの悩みやコンプレックスに対しては58.6%が「持っていた」と答えており、歯並びや矯正歯科治療に対する関心が高いことを示している。4)この本を読んで矯正歯科治療を受ける気になりましたか?という質問に対して「なった」が22.1%、「考えていなかったが、検討する気になった」が26.0%と、約半数が前向きな回答をしており、矯正歯科治療を後押しする効果があると考えられた。東海支部会員43名に対して5)30名会員から回答を得た。回収率約70%であった。6)Mookを配布した歯科衛生士専門学校の関係者から問い合わせや、初診などの反応があったのは5件であった。7)5件とも「矯正歯科治療に関する説明はスムーズで、治療に関する知識や理解力も良好であった。」との回答であった。
実際に今回のMookの配布により矯正歯科治療を希望されて来院した歯科衛生士専門学校の学生に聞き取り調査をすることが出来たので、それを報告する。

結論
 歯科衛生士専門学校の学生は矯正歯科学の教育を受けているが、Mookのような形態の書籍が一般市民同様受け入れやすく、教科書に加えて配布し、読んで頂くことで矯正歯科に関して理解を深める効果が高いことが示唆された。Mookを歯科衛生士専門学校への補助教材として配布することにより、二次的な効果として、矯正歯科治療についてある程度の知識を持つ本人やその家族などが患者として来院する事例が認められた。