#119
【Section 3】
バッシング記事への対応策もレクチャー



2002・2003年度
特別広報活動費の比較
2002年度 特別広報活動事業費

広告掲載費 30,000,000
啓発MOOK出版費 10,000,000
パンフレット等印刷費 5,000,000
企画費 5,000,000



50,000,000

2003年度 特別広報活動事業費

広告掲載費 4,000,000
広報キャラバン費 10,000,000
啓発MOOK出版費 10,000,000
WEB改訂費 6,000,000
パンフレット等印刷費 5,000,000
企画費 15,000,000

50,000,000

菅沼 PR会社による実際の活動は2003年の春からですね。この頃には、すでに当会の啓発意見広告が出て、ムックが出版されて、という流れがありました。契約に向けて、会員のコンセンサスを得るために、どのような取り組みをされたんですか?

平木 まず、我々としても会員の方々の意向を吸い上げたかったので、次年度の予算を審議する春の総会の前に会員にアンケートをとり、いろんなご意見を頂戴しました。その中で、初年度の広報活動の実感として、「患者さんがムックを見て来院された」という報告もちらほらあったんです。もちろん、「うちは来とらんぞ」というのもありましたが(笑)、実例がちらほらあがってきたことで、広報活動がそれなりの効果を生んでるという会員の皆さんの実感につながったと思います。このことも、コンセンサスを得やすくしたと思いますね。

菅沼 初年度の取り組みのひとつでもあった啓発意見広告に対しては、どのような反応があったんでしょうか。

池森 たまたま昨年度出稿した当会の広告が「第43回・消費者のためになった広告コンクールで賞をいただいたので、広報活動の手法のひとつとして広告が有効であるということは理解いただけたのではないかと思います。
 ただ、限られた予算の中で広報活動を行う場合は、先程申したように、新しいことをする分、削減する部分も必要です。そこで本年度は、広告出稿を見送ったわけですが、この賞をいただいたことで、我々のしたことはムダではなかったと実感できました。
このとき同時に受賞したその他の企業は、「資生堂」「GM」「エルメス」といった、そうそうたる一流企業ですから(笑)。分野は違うものの、その中に我々自身が受賞に驚いたのはご理解いただけると思います。

菅沼 話は飛びますが、PR会社と契約してから具体的のどのような変化があったんでしょうか。

池森 PR会社の業務は、ただ我々の活動を一般に周知させるだけでなくて、大衆との良好な関係を結ぶための色々な処置を施す役割もあります。そういう意味で、我々がその役割を実感できたのが、週刊誌に掲載された矯正歯科医へのバッシング記事に対して、日本臨床矯正歯科医会としてどう対応したらいいのかレクチャーでした。今まではバッシングがあっても、我々はどうやってそれに反応したらいいかがわからなかったというか、下手だったんです。それをPR会社に指導してもらいながら、いろいろな手法論を学習できたわけです。実際、そのうえで雑誌社と折衝をしたら、比較的折衝がスムーズに進みました。こうしたことも、PR会社の役割を会員に認識してもらううえで有効だったと思いますね。

【表紙】 「矯正臨床ジャーナル〔JOURNAL OF ORTHODONTIC PRACTICE(JOP)〕
2004年2月号に院長が登場する座談会が掲載されました」
【はじめに】さらに多角的な広報活動のために-2年目の取り組み
【Section 1】大学との連係で一般の意見を吸い上げて
【Section 2】「餅は餅屋」の発送で、PR会社に業務依托
【Section 3】バッシング記事への対応策もレクチャー
【Section 4】聴衆の動員に差がついた「市民公開講座」
【Section 5】患者の立場からの情報提供を大切に