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私、院長菅沼與明は、3月20日より3月25日までアメリカ合衆国カリフォルニア州パサディナにて開催されたEdward H.Angle Society of orthodontists Southern California ComponentのThree Day Scientific meetingに出席してきました。
3月20日には、ご存じの通り、アメリカとイギリスがイラク攻撃をはじめた日です。
日本からは当初13名の先生が参加することになっておりましたが、直前になって参加予定をキャンセルされた先生が多く、予定通り参加したのは、私と東京の土屋先生、横浜の福増先生の3名になってしまいました。2001年9月11日の同時多発テロの後の10月にハワイで開催されたEdward H.Angle Society of orthodontistsの時も、テロを警戒して多くの日本の先生がキャンセルしましたが、その時より事態が急で、今後について展望が出来ないことからキャンセルされた先生が多かったのでしょう。私は成田空港や機内、アメリカの入国審査、ロサンゼルス国際空港とも、いつもとほとんど代わりがなく、無事到着できました。
Edward H.Angle Society of orthodontists Southern California ComponentのRegular Memberは毎年2症例の症例発表が義務づけられていますが、私は昨年Winnerに選ばれたため、症例の発表は免除されています。その代わり、今年は審査員の一人となって「Winner」を選出する役目があるため少し緊張しながら参加しました。
Three Day Scientific meetingの初日21日の午前が症例展示の時間でした。1Caseづつ、丁寧に症例を審査していったため、非常に疲れました。
午後からは、今年の2月にMBT Courseで来日し講演をされたDr.G.William Bill Arnettが顎関節(TMJ)のリモデリングの過程や病因論、診断、治療について講演されました。今回はTMJについての講演が3人の先生から3日間に渡って行われました。2日目の22日土曜日にはDr.David Hatcherが「TMJ Imaging」と題して、健康な顎関節や各病態のレントゲン像や、MRI、トモグラム、New Tom9000による断層撮影像やCT像、CTによる3次元構築画像などを駆使し、画像診断について講演されました。午後は、Dr.Stephen B.Milamが顎関節の生化学的なことについてお話しされました。遺伝子的なことや薬剤の関係もお話しされていました。専門外の英語が多く私には理解しずらかったです。
3日目は午前中に、Dr.Arnettが初日の続きをお話しされ、まとめをされました。やはりCLass IIで下顎を前方移動する手術の際の固定方法に気をつけないと、下顎頭の吸収が起こってくる可能性があるとのことでした。
3日目の午後はいつもフリータイムになっています。今回のMeetingでお会いした日本大学歯学部矯正歯科の助手でU.S.C.に研究のため留学されている中島先生と、いつも通訳でお世話になっているCliff伊藤先生と共にチャイナタウンで昼食を取りました。その後、リトル東京のCliff伊藤先生の診療室を見学させて頂きました。I彼はインプラント、審美歯科を中心に診療をされています。アメリカの歯科医療や医療事情について色々伺うことができとても勉強になりました。
その後、私と土屋先生でDr.Cliffのご自宅にお邪魔しました。彼とは1年に1度ぐらいしか会えないのに、非常に仲良くなり、彼の結婚披露宴にも出席したぐらいです。日本とアメリカですがメールのやりとりをしたり、今後も交流を深めて行きたいと思います。
今回の学会では、私と共に行かれた土屋先生がRegular Memberになられました。このMeetingの期間中に論文に関する試問をDr.Pat Turleyから受けていました。「少し文章の表現を修正し、是非Angle orthodontistsの学会誌に掲載できるようにしたい」とのお話をされたそうです。
いつもこの学会に参加して思うことは、自分の英語力の無さです。やはり英語がしっかりと聞き取れて、理解でき、喋れる様に努力しなければならないとつくづく感じるとともに、日本の学校における英語教育ってどうなっているのかと感じます。Angle Societyは矯正臨床医達が切磋琢磨し、自分の症例の評価を他のDr.から受けたり、日常臨床や研究発表の場であったり、著名な研究者や臨床医の講演を聴けたり(英語であるが)、と非常に私にとって研鑽の場になっています。私が学んだことを私の診療室に来院される多くの患者さんに還元できれば幸いです。
イラク戦争のさなかに渡米しました。テレビではCNNなどのニュースで戦争の映像を絶えず中継しています。戦争は早く終わり、一日も早く、イラクにそして世界に平和な日が訪れることを祈っています。
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