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11月20日、21日、22日と3日間にわたり東京の都ホテルにて『口腔筋機能療法のテクニックベーシックコース』の講習会に参加してきました。100人以上の歯科医師、歯科衛生士が集まり口腔筋機能療法について学びました。その模様をレポートします。
舌癖とは上下の歯の間に舌が出ていたり、飲み込む時に舌を突き出し、歯を押し出す動きをする事ことをいいます。そのため出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間が開いたり、上下の歯が噛み合わなくなることもあります。また矯正治療の際にこのような舌癖があると治療の遅れや、矯正治療の後戻りを引き起こす可能性があるため矯正歯科の分野でも大きな影響があるため常に気を配る必要があります。この舌癖などの悪習癖を治すためのトレーニングを口腔筋機能療法(MFT)といい、舌突出癖や異常嚥下癖を改善し正しい機能を身につけ、また舌・口唇や下顎の正しい姿勢位を獲得するということを目的としている。
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舌癖の原因および療法を妨げる要因 |
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・口呼吸←鼻、喉の病気
・アレルギー←口呼吸になる
・鼻閉塞←口呼吸になり舌が下がる
・大きな舌←訓練で小さくなる
・肥大した扁桃←呼吸に障害を与えると大変
・高く狭窄した口蓋←舌が下がってきてしまう
・短いまたは強直した舌小帯←舌が上あごにつきにくい
・骨格生の形態異常←顎のラインが急だと舌位も低い
・指しゃぶり←口唇が緩み舌位が下がる
・吸舌癖
・口唇癖
・年齢対成熟度(暦年齢対情緒年齢)←患者さんをみて決める
・神経学的問題←患者さんやる気のある場合うまくいく
・筋肉の問題←障害のある人
・生理学的問題
・精神の異常
・心理的問題
・いろいろな活動で多忙な患者←MFTに集中できる時期までやらない方がよい
・転医を繰り返す患者
・遺伝要因←親と一緒にやる
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分 類 |
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・前方突出型(開咬)←安静時に舌が歯の上にのっている
・前方突出型(前歯前突)←MFTができやすい環境をつくってあげる
・片側性突出型
・前方両側性突出型
・上下顎突出型←日本の患者さんで多いといわれる
・下顎突出型
舌癖を治す口腔筋機能療法のエクササイズとして、口唇のエクササイズ、嚥下の使われる筋肉のためのエクササイズ、舌尖の位置付け、舌尖のコントロール、舌中央部の位置付け、舌後方部の位置付け、舌と口唇の姿勢位(ポスチャー)、唾液の収集と液体の嚥下がある。
口唇のエクササイズにはヒモを付けたボタンを口唇と前歯の間に垂直に入れて口唇を閉じ口唇が保持できなくなる限界のところまで引っ張るボタンプルなどがある。嚥下の使われる筋肉のためのエクササイズには咬筋の上に指先を当て咬筋の収縮を感じながら臼歯を咬みしめてはのばす咬筋の収縮などがある。舌尖の位置付けには上顎切歯乳頭のすぐ後方の口蓋前方部にスティックを当て舌尖をスティックに置き換えるスポットの位置を確認するなどがある。舌尖のコントロールには手鏡に向かって舌を突き出し、できるだけ尖った形にし、舌尖にスティックを当てて舌とスティックの双方に同じ力がかかるように押す舌尖の抵抗などがある。舌中央部の位置付けには舌を口蓋に吸い上げ舌尖がスポットについた状態で舌全体が水平に吸い上がっていることを確認し、舌小帯を伸ばし舌をポンと音をたてて下ろすタングポッピングなどがある。舌後方部の位置付けには人差し指またはスティックを舌尖に当て、下顎中切歯のすぐ後ろに舌尖を保持し鏡を見ながら患者に“カッ”と発音させ舌後方部が軟口蓋に向かって持ち上がるかどうか確認させる。そこに向かってスプレーで注水し、これを嚥下する。
この時に“カッ”と発音した時と同じように持ち上がる“カッ”スワローなどがある。舌と口唇の姿勢位(ポスチャー)には舌下部にストローを当てたまま犬歯後方でこのストローを軽い力で咬んで保持する舌下部でのストローの保持などがある。唾液の収集と液体の嚥下には口蓋に舌を吸い上げ、下顎左右犬歯の後方に細いストローを置き、舌をストローの上に保持し舌尖をスポットに付けたままストローを咬む。スプレーを用い左右交互に口角部から注水し、その水を後方に吸い寄せ口唇を開けたまま嚥下するスラープアンドスワローなどがある。
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