#058




9月26日 木曜日に私の弟で「すがぬま歯科」院長の菅沼健二先生とともに大阪にて開催されたオーソアンカーK−1システム研修会に参加してしてきました。

オーソアンカーK−1システムはインプラントを矯正歯科治療に応用した方法です。矯正歯科治療で歯を動かす場合、動かしたい歯に対して、必ず固定源が必要になります。

これまでの通常の矯正歯科治療では固定源を主に歯に求めていました。このオーソアンカーK−1システムでは顎骨にプレートタイプのインプラントを埋入し、これを固定源に歯を動かすシステムです。9月1日に研修会を受けたSMAPシステムはプレートタイプのインプラントでしたが、K−1システムはスクリュータイプのインプラントで用途や術式が異なっています。

今回はこのシステムを開発された姫路市でカノミ矯正・小児歯科クリニックをご開業の嘉ノ海龍三先生と大阪歯科大学付属病院口腔インプラント科の井上雅裕先生による講演と実習が行われました。

まず、嘉ノ海先生がこのシステムの概要、診断、治療計画、適応症、治療計画の立案について午前中講義をされ、午後からは井上先生がプレート埋入手術につての講義後、頭蓋骨模型を使用したプレート埋入手術のデモと実習が行われました。その後、嘉ノ海によるケースプレゼンテーションが行われました。受講者はSMAPシステム同様ほとんどが矯正歯科専門医とそのパートナーの口腔外科医や一般歯科医で、20名足らずの研修会でした。少人数の研修会であったので、私自身が疑問に思っていたことも、どんどん質問ができ、大変得ることの多い研修会でした。K−1システムは上顎前歯の圧下に有効に使用できると思います。その反面、大臼歯部に植立する場合には、皮質骨の厚みの問題があり、植立位置をよく検討する必要があると思われました。講習中に嘉ノ海先生の矯正治療に対する情熱が端々に感じられる研修会でした。SMAPシステムならびにK−1システムの特徴がこの2回の研修会で理解することが出来ました。

今後、山本先生や菅沼健二先生とも相談し、菅沼矯正歯科の臨床にもどんどん取り入れてゆきたいと思っています。