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9月9日・10日の2日間にわたり名古屋で開催されました学術大会に、院長とスタッフを代表して尾崎・近藤とで参加してきました。
今大会ではテーマが「矯正医療における人間関係」ということで、私達スタッフとしても学ぶことの多い大会となりました。特に9日の「医療管理者・スタッフ・患者との人間関係」の議題で行われた講演では、前南山短期大学副学長の星野欣生先生と、南山大学人文学部心理人間学科教授の津村俊充先生の2名の先生の実習を交えた、楽しい講演が受けられました。
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| 受講中の尾崎、近藤 |
ドクターと衛生士を交えた面識のない5〜6人のグループを作り、各グループに与えられた情報紙から地図を製作し、課題を解決していくというゲームのようなことを行いました。はじめはなにをしているのだろう?と疑問に思っていたのですが、地図を製作した後、先生が「さて、地図製作中に自分がどのような行動をしていたか、そして自分以外の人の行動を観察出来ていたか?思い返してみてください。」と言われました。その時、始めてこのゲームの意味が解りました。このゲームの目的は地図をつくることではなく、グループの中で、自分はどう動いたら良いか?周りを見る力はあるか?など、自分自身を見直すための時間を与えられたということでした。
その後、さらに4人のグループになり、2人が会話をしているところを他の2人が観察し、会話が終了した後4人で話し合うという実習を行いました。これは自分のコミュニケーションの仕方(話し方・聴き方)を客観的に見てもらい、その特徴に気付く事を目的としたものでした。
心理学の先生ということもあって、今まで受けてきた講習とは違った視点で勉強させていただきました。また、自らが実行してから講釈がありましたので、ただ拝聴するものより、内容が自然と受け入れられる講演でした。
その他にも、患者さんの心理についての話をしていただきました。今日はなにをするのだろうか?今からどうすればいいのか?きっとそれは誰しもが持っている不安だろうと思います。その不安を取り除くのは、Dr.やスタッフの役目だと考えております。正確に伝わるように患者さんの理解できる言葉で説明を行うように心掛けておりますが、緊張していることにより、聞きのがしてしまう部分が出る可能性もあります。患者さんの表情や態度をよく見て、不安や不信を取り除けるように言葉や話し方を工夫し個々にあった対応をしなければならないと思います。特に、緊張している方にはYES,NOの(1つの)答えで終わることができるClose Questionが好ましく、そこから一歩ずつその人に近づけるように話を広げる事の出来るOpen Questionをうまく採り入れていきたいと考えております。それが患者さんとのコミュニケーションを成立させるための第一歩なのだと思いました。
私たちは患者さんの気持ちを考え、最高の対応をしていますが、時として自己満足でしかない場合もあるかと思います。患者の立場になり、今、どうして欲しいか?なにをして欲しいか?など考え直し、またそれを実行しなければならないと思い直しました。
また、歯科医院はドクター、受付、衛生士、技工士、患者さんから成り立っています。それぞれ違う考えをもっている人たちが医院を作り上げていくためには、その中での自分の位置を知り、周りを見て接することをしなければなりません。診療では患者を中心において、Dr.の指示を受け、お互いに足りない部分は補い、情報は正確に伝達し、患者さん達が安心して治療を受けられるそんな気持ちの良い診療室をつくっていきたいとあらためて考えさせられました。
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| 院長と川崎市の根津矯正歯科クリニックに勤務している田中先生と田中先生は院長の大学の医局時代の後輩の先生です。 |
10日には「小児の睡眠呼吸障害における顎顔面形態の特徴」、「混合歯列期における早期治療の効果の判定」、「下顎前歯部の強い叢生を伴うAngle Class II成人非抜歯症例」と題した各先生方の講演を拝聴致しました。また、特別講演では、高知医科大学医学部社会学教授の佐藤純一先生から「医療専門職と患者との関係|患者、クライアント、消費者への変貌|」と題した講演を聴き、医療受療者側の患者概念が変化しつつある事を認識する必要があるということ、つまり患者が医者を選び、治療を依頼するという、クライアント(依頼者)に変化しつつあるという事をよく理解し、患者が信頼して治療を任せられるような診療室でなければならないということを学びました。
今回の大会では学ぶことが大変多く、今後の診療に反映できるように勤めて行きたいと思います。
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