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| 2010 |

中日本矯正歯科医会 第135回例会 平成22年度臨時総会に出席してきました
2010年12月15日(水)に愛知県名古屋市名駅前の名鉄グランドホテルにて開催された中日本矯正歯科医会 第135回例会ならびに平成22年度臨時総会に出席してきました。

当日は菅沼矯正歯科を休診にさせていただき愛知県名古屋まで出張してきました。 今回の臨時総会では、次年度平成23年度の事業計画と予算案の審議、議決が行われ、さらに来年、2011年10月に愛知県名古屋市の名古屋国際会議場で開催される第70回日本矯正歯科学会大会&第4回国際会議の主催校であり、大会長をお勤めになられる愛知学院大学歯学部歯科矯正学講座主任教授の後藤滋巳先生と、事務局長をお勤めになられる愛知学院大学歯科矯正学講座成人矯正歯科特殊診療科教授の宮澤健先生から大会併設の市民公開講座への協力要請があり、この件に関して審議と議決が行われました。 このエリアで開催される日本矯正歯科学会の市民公開講座であり、矯正歯科治療の啓発活動に10年ほど前からいち早く乗り出した中日本矯正歯科医会の会員にとしては当然のように全面的に協力をすることが決議されました。

その後、例会に移り、特別講演が行われました。 今回の特別講演は愛知学院大学歯科矯正学講座成人矯正歯科特殊診療科教授の宮澤健先生が「当科におけるスクリュータイプの矯正用インプラントアンカー(仮称)を用いた治療システム」と題した講演を行われました。愛知学院大学歯科矯正学講座におけるインプラント矯正の研究成果と、臨床での実際の症例を見せていただき、安心で安全な部位、そして脱落などの少ない安定性のよい部位を求め、インプラント植立部位の変遷と成功率、その手法など詳しくお話しいただきました。特に、埋入に関しての手法では、CTの撮影を術前や術中に行ない、スクリュータイプの矯正用インプラントアンカー埋入用のステントをそれぞれに製作してそのステントを使用して埋入するようにされ、手間暇をかけて安全で確実な方法を確立されていました。 インプラント矯正を実践している私にとっても、とても参考になる講演でした。

 

 

抄録を下記に掲載します。

特別講演
「当科におけるスクリュータイプの矯正用インプラントアンカー(仮称)を用いた治療システム」 愛知学院大学歯科矯正学講座成人矯正歯科特殊診療科教授 宮澤 健 先生
【目的】近年、確実で強力な固定源として、矯正用インプラントアンカー(仮称)を用いた矯正治療が行われるようになってきた。日本矯正歯科学会では数年にわたり功労賞に対して矯正歯科治療用として、歯科業界では初となる二課長通知での適応拡大許可の申請、交渉、説明を続けている。矯正用インプラントアンカー(仮称)のなかでも、スクリュータイプは埋入・除去手術が簡便であるため、いわゆるヘッドギアを装着するように矯正医自身が植立できる利点がある。当講座では1997年よりインプラントアンカーを研究対象として基礎、臨床研究を継続して行っている。今回はそのうち臨床研究に焦点を当て、当科で構築してきたスクリュータイプの矯正用インプラントアンカー(仮称)を用いた治療システムを現在までの臨床結果と共に報告させていただきます。この方法を通じて皆様のご意見を賜れば幸いです。

特別講演の後、会員発表が行われました。今回は近藤憲史会員による「指しゃぶりを考える」と題した講演でした。「指しゃぶり」に関して、矯正歯科医の立場のみではなく、小児歯科医、小児科医、心療内科医、臨床心理士などいろいろな分野の方の見解をまとめられ紹介いていただきました。大変参考になりました。
下記に抄録を掲載します。

会員発表
「指しゃぶりを考える」    近藤憲史 会員
指しゃぶりは胎児期からはじまり。乳幼児期、学童期にみられる行為のひとつである。特に歯科の分野では、頻度にもよるが、ある程度の年齢まで続くと開校や上顎前突といった歯並びや咬合への問題があり、咀嚼、嚥下、発音、呼吸などの口腔機能の発達にも影響を与え「悪習癖」ととらえられていることもある。実際に1歳半健診に行くと。、指しゃぶりによる開校、上顎前突を目に鶴ことも少なくない。しかし、小児科医や臨床心理士などからは異なった考えもあるようで、立場によって指導も異なると思われる。
私の息子も生後間もない頃から指しゃぶりを始めた。ある程度の年齢までは生理的なものとは解っているものの、あまりにも頻繁に行うため、生後3ヶ月の時点で小児の臨床心理に詳しい歯科医に相談したところ、「今、指しゃぶりをやめさせたら、大変なことになるよ」と言われた。この言葉に衝撃を受け、指しゃぶりとはどういうことなのか?何を意味しているのか?について興味をもつことになった。今回このような会員発表の機会があり、自分の勉強のつもりで「指しゃぶり」について私なりに調べてみたので発表させていただきます。

例会終了後に懇親会が開催されました。今回の懇親会では中日本矯正歯科医会の顧問をされている愛知学院大学名誉教授の飯塚哲夫先生の米寿のお祝いを兼ねて開催されました。米寿を迎えられてもお元気にお酒を飲まれている飯塚先生を囲んで談笑の輪が広がった楽しい懇親会でした。