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| 2010 |

2010年10月24日ー25日に東京渋谷で開催されたPPAS矯正臨床研究会の例会に参加してきました
2010年10月24日(日)と25日(月)に東京都渋谷区渋谷のForam8で開催されたPPAS矯正臨床研究会の例会に参加してきました。その模様をレポートします。
PPAS矯正臨床研究会は年に4回例会が行われます。この秋の例会は2日間連続で症例検討をしたり、矯正歯科臨床に対する工夫を話し合ったりする場になっています。



今回は症例発表を1日目には菅沼矯正歯科に以前勤務されていて現在は愛知県名古屋市中区で河村矯正歯科医院を開業されている河村先生がされました。2つの症例を発表され症例検討を行ったのですが、1症例目は30代の成人男性でハイアングル(長顔型)の上下顎前突症例で、著しい歯周病を伴う症例でした。大学病院の歯周病専門医と連携して治療を行い、矯正歯科治療は非抜歯で歯牙の隣接面をIPR(Inter proximal tooth redaction)にてスペースを獲得し、矯正歯科治療を行った症例でした。IPRで9mmを超えるスペースを生みだし上下顎前歯を後退させていました。
もう一つの症例は成人男性でロアアングル(短顔型)の叢生と過蓋咬合を伴うAngle Class Iの上顎前突症例症例で、下顎小臼歯を1本抜歯して治療をされていました。この症例に関しては抜歯・非抜歯、下顎の抜歯を選択する場合にはその部位などが議論となりました。第1症例でIPR(Inter proximal tooth redaction)を上手く利用されていたので、私は非抜歯でIPRを行い下顎の叢生を改善した方が良かったのではないかと感じました。
しかしながら、両症例ともきちんと治療をされ良好な結果を得ていました。河村先生の発表により、興味深い議論ができました。

今回は、愛媛館松山市で二宮矯正歯科をご開業されている二宮先生の発案で「矯正歯科治療のガイドライン」に関して検討しました。また、日本矯正歯科学会での発表の反省とジエンド以降の発表に関しての改善点などに関しても検討しました。
その後、矯正歯科診断におけるデンタルVTOに関しての検討を行い、メンバーで問題のある症例に関しての演習を行いました。この演習でデンタルVTOに関しての理解がさらに深まりました。

その後、場所を居酒屋「権八」に移し懇親会を行いました。アルコールも入って盛り上がった懇親会でした。

2日目は藤本先生の所売れ発表が行われました。骨格性Angle Class IIの下顎が後退した上顎前突症例で、外科的手術を併用して矯正歯科治療を行った症例でした。手術に際して当初の予定では、下顎をSSROによる前方移動を行う予定だったのですが、手術直前になって、口腔外科サイドから下顎枝の幅の問題から手術法を化骨延長術に切り替えた症例でした。口腔外科との連携、コミュニケーションがもっとスムーズに行われなければ患者は不安を覚えるのではないかと感じた症例でした。

そして、古賀先生からM-Project Part3の講演が行われました。Dr.McLaughlinが3M Unitek社からOpal社に移籍してブラケットシステムを販売しています。今までのMBTシステムからOpal社ではMcLaughlinシステムと詠っています。その、Opalのブラケットが日本でも松風から販売されます。この9月の日本矯正歯科学会で発表されていました。これまでのストレートワイヤー法、PPASのまとめとなる講演で、とても有意義でした。



今回のPPAS矯正臨床研究会の例会も充実した研鑽の場となりました。この例会で得られた情報を菅沼矯正歯科での患者さんの矯正歯科治療に生かして行きたいと思います。