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| 2003 |
2003年11月5日 豊橋市歯科医師会学校歯科医講習会 「学校歯科保健におけるライフスキル教育」に参加して

歯科衛生士:加藤文美
11月5日(水)に豊橋市歯科医師会館にて開催された「学校歯科保健におけるライフスキル教育」に参加してきました。そこで学んだことをレポートします。
ライフスキルの定義(WHO)とは
日常的に起こる様々な問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に対処するために必要な能力
Life skills are abilities for adaptive and positive behavior,that enable us to deal effectively with the demands and challenges of everyday life.
今までの歯と口の健康教育の課題
1. 「知識」を中心とした活動からの脱却(指導から支援へ)
2. 集団的アプローチの中でも、個々異なる口腔を持つ子供たちへの対応(集団的個別指導)の必要性
3. 「むし歯」「歯周病」は生活習慣病でもあることから、多様化した子供たちの生活スタイルを考慮した健康教育の必要性
KYBの歯科保健プログラムの特徴
・ ゲーム、プレインストーミング、ロールプレイなど子供たち中心の楽しいプログラム
・ クロス学習(他の教科を利用した歯科保健指導)の幅広い提案
・ 1学年、4時限から構成
・ 「歯の手入れ」「おやつの選び方」など「むし歯予防」が中心
・ アメリカならのテーマ「歯の非常時での対処」「歯の再生」「デンタルフロスの使い方」「フッ化物応用」
・ 子供たちひとりひとりに合わせた個人の意志決定、目標設定が中心用」が高頻度で紹介
歯と口の健康教育プログラムの留意点
・ 知識を中心とした指導からの脱却
・ 他教科とのクロス学習で教育機会の増加
・ ゲーム、プレインストーミング、ロールプレイな子供たち中心のプログラム
・ 子供ひとりひとりに合わせた「意志決定」「目標決定」の強化
・ 「むし歯」のみでなく「咀嚼」や「歯の保健指導の手引」に準拠
・ 学習シートで家庭との連携重視
歯と口の健康行動
| 知識→ | 歯の発達 歯の形と働き むし歯の原因 歯肉炎の原因 歯に良いおやつ 咀嚼の適用 |
具体的スキル→ | ブラッシング フロスの使用 歯医者さんの利用 広告のテクニック分析 |
| 周囲の人の行動・態度→ | 家庭学習 学校でのキャンペーン |
ライフスキル→ | 目標設定スキル 意志決定スキル コミュニケーションスキル ストレスマネージメントスキル セルフエスティームの形成 |
プレインストーミング(Brain Storming)
・ 他人の意見を批判、コメントしない[出された意見やアイデアは全て尊重される]
・ 自由にアイデアを出す[実現可能かどうかよりも自由に思いついたアイデアを発信]
・ 質を問わず多くのアイデアを出す[よいアイデアを出そうとするとかえってアイデアは出てこない]
・ 便乗発展させ新たなアイデアを出す[新たなアイデアを生み出す手掛かりとする]
意志決定スキル
1. 問題を明確にする
2. 問題解決のための選択肢を挙げる
3. 必要な情報を収集して分析する
4. 各選択肢がもたらす結果の長所と短所を予測する
5. 置かれた状況や自分の能力を考慮して最善と思われる選択肢を決定して実行する 6. その有効性を評価する
1. 子供にとって共通の題材である
2. 自分の目で観察しやすい教材である(評価できる)
3. 問題解決方法を考え判断しやすい(意志決定スキル)
4. 自らの実践や努力で改善できる(目標設定スキル)
5. 実行しやすく評価しやすい(セルフエスティ-ムの向上)
6. 豊かな感性を培うことができる
7. 全身の健康を考える切り口となる
8. 生涯の健康つくりのスタートとなる
歯と口の健康教育の特徴
1. 疾病志向から健康志向へ 指導から支援へ
2. 「生きる力」につながる学校歯科医の教育への支援・参加
3. 学校・家庭・地域を視野に入れた健康つくりの専門家としての教育への支援
4. 健康診断結果から歯科保健特性の解析と評価
感想
実習では6人1組のグループにわかれ、プレイングストーミングをしました。自由にアイデアを出し合い、そのアイデアに対して批判せずより多くの意見を出していきました。子供が歯磨きをしない理由などがお題にあげられ最初はありきたりな「テレビを見たいから」「面倒臭いから」だったのですが、1つのアイデアからどんどんといろいろなアイデアが生み出されていく事がわかりました。
学校において歯科保健教育を通じて、健康教育をすることは今後の長い人生のを生きていく上で非常に重要なことであるし、有意義なことであることを分かりました。また、子供たち一人一人違ったライフスタイルがあるので、それにあった予防を指導ではなく支援していくという考えに感銘しました。臨床現場でも実践していきたいと思います。今後、当院でも、学校歯科教育に協力が出来れば良いと思いました。















