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| 2008 |
2008年3月5日、6日 東京の品川プリンスホテルで開催された日本臨床矯正歯科医会平成19年度3月例会に参加して
平成20年3月5日(水)、6日(木)に、日本臨床矯正歯科医会 平成19年度3月例会が品川プリンスホテルにて開催され、スタッフは2日目に参加させていただきました。委員会プログラム I
社会医療委員会報告 ~スタッフプログラムの成果と展望~
社会医療委員会委員長 伊藤智恵先生
2005年の広島大会から質の高い矯正歯科医療を提供するために、スタッフ参加型のプログラムが導入された。このプログラムは、スタッフ達がより多くの情報を得るために、少人数でのテーブルディスカッションを行い、意見や悩み、各医院の診療体制などを話し合い診療室全体の質の向上と矯正歯科医療の発展に寄与することを目的としている。
| ◇ | 質の高い矯正歯科医療では、診療所チームから成り立っている。 |
| ◇ | スタッフプログラムでは、現在医院の状況と他の医院との比較や情報収集をすることにより、医院全体や 自分を見直すことのできるプログラムである。 |
| ◇ | 年齢や立場は関係なく、医院向上のために自ら考えた意見を伝えられることが、スタッフの意識向上につながる。 |
| ◇ | 話し合う場をもつことにより、今改善するべきものや、現状維持などの医院ごとの答えが出てくる。 |
| ◇ | 多くの意見が飛び交うことにより、新しい発見やより良い方法が見つかる可能性が高くなる。 |
| ◇ | 改善すべき点については、Plane(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(必要な変更)を繰り返し、より良い診療室を作り上げ、患者に質の高い矯正医療を提供することができる。 |
スタッフプログラム I
コーチングコミュニケーション導入のメリットとポイント
~「コーチング」を最大限に活かし、医院を活性化する~
CURRENT・R株式会社 代表取締役 宮地理津子先生
21世紀にかけて医療の現場では大きなパラダイムシフトが起きています
疾病構造の変化
・急性疾患 →慢性疾患
・外傷、歯髄炎 →予防、審美、矯正、インプラント
「治す主体は誰か?」
過去:医療従事者 医療従事者はサポート側という関係性へ
現在:患者
情報量の増加
・インターネットの普及
・ホームページの充実 多くの医院がHPを持っている
・マスメディアの影響 クライアントの方が多くの情報を持っている可能性
オプティマルヘルスへの関心
・「治療」から「より健康で美しく、いきいきした状態」へ
・「ヘルス」から「ウェルネス」そして「オプティマルヘルス」へ……
「コーチ」の語源は「馬車」、すなわち、大切な人をその人が望む所まで安全に送り届けるものという意味です。コーチングとはコミュニケーションによって相手のやる気や能力を引き出し、自発的な行動を促すスキルです。人は本来、本当に自分がやりたいと思ったことにしかアクティブな行動を起こしません。歯科の現場において見られがちな「~しなくてはいけない」「~するべき」といった指示・指導型のコミュニケーションは、その人の「やりたい」がなかなか長続きしないのです。しかし、コーチングを活用した双方向のコミュニケーションは、その人の「やりたい」「それをするのが好きだ」というモチベーションを引き出し「責任をもって」「継続する」行動に導くことがでます。医院スタッフと患者さんの関係、またはスタッフ同士の関係を指示・指導関係から支援関係へとシフトすることで、患者さんもスタッフも安心して目的地を目指せるような環境が作れるのです。
医療はチームで完成されるものであり、各スタッフがそれぞれのポジションから最高のサービスを提供して初めて完成される。
話し方、質問の仕方などによって相手に与える印象が変わり、コーチングコミュニケーションを使うことでやる気を起こさせることができることを知り、勉強になりました。矯正治療を受ける患者さん本人のモチベーションと治療の結果には大きな関わりがあると感じます。今回学んできた、コミュニケーションの取り方はすぐにでも取り入れられるものでした。今後は、その人に合わせたお話しをしていけように心がけていきたいと思います。
ラウンドテーブルディスカッション
矯正歯科医会スタッフブラッシュアッププログラムを作ろう
パート3 具体的な研修プログラムを増やしていこう
前回のスタッフプログラム(パート2)では、それぞれのテーマごとに具体的な研修プログラムを作るために話し合いました。今回もそれに引き続き、新人研修マニュアル兼診療システム改善プログラムを増やし、診療の質向上実現のために以下の10項目のテーマのテーブルにそれぞれ別れて話し合いをしました。
| テーブル(1) | 診断に使える口腔内写真を一人で撮る。 |
| (2) | 正確な情報収集のためのレントゲンの位置付け |
| (3) | 医療面接:患者さんの情報をどうやって集めるか |
| (4) | 矯正歯科技工士の勘所:早くきれいにつかいやすく |
| (5) | 効果的な予約の取り方/キャンセルを減らす工夫 |
| (6) | ホスピタリティマインドとヒューマンコミュニケーション |
| (7) | 口腔衛生指導とカリエスリスクコントロール |
| (8) | 口腔衛生指導とペリオのコントロール |
| (9) | 診療介助をスムーズに行う勘所 |
| (10) | 保定とメインテナンスを確実に行うには |
ラウンドテーブルディスカッションでは、普段は狭くなりがちな視野が、他の医院に勤めるスタッフと意見を交換し合うことで広がり、一つのテーマについても色々な角度から捉えることができたと思います。また、それぞれの医院の色々なアイデアを聞いているとよい刺激になり、私達の勤める医院でもよりよいサービスを行っていきたいという向上心にもつながりました。約2時間という短い時間ではありましたが、お互いに良くなっていこうという空気の中、充実したディスカッションができたように思います。















