過蓋咬合【かがいこうごう】
奥歯をかむと上顎の前歯が下顎の前歯を覆うように深くかみ込んでしまう症状です。必要以上に深くかみ込んでしまうため、歯の接触がきつく歯をすり減らしてしまいます。また顎の運動に支障が生じ、症状が進むと顎関節症などを併発する恐れがあります。そのため早期の治療が望まれます。
不正の状態として、前歯がのび出ている、臼歯が低い、上顎骨の基底面は前部が下方、後部が上方となっている。下顎骨の基底面は前部が上方、後部が下方となっているなどがあります。




上下前歯がのび出しており、後方傾斜している。臼歯の高さが低い。
上下歯列の前後関係は上顎が前方位。



成長期のお子さんで、骨の大きさに問題がある場合は、成長期間中上下の顎の成長の管理をします。これは成長の早い時期(8才〜10才)に開始するのが望ましいです。一般的に引っ込み過ぎた上の前歯を先に治します。成長期間中、必要に応じて、上下の顎の成長の管理をします。

成長の終了後に、すべての永久歯に器具をつけて最終的な噛み合わせを獲得します。
歯が動いていく隙間をつくるため、抜歯をすることもあります。

特に顎の大きさに問題がある場合には、口腔外科医の協力で骨の手術を併用することもあります。

治療期間
歯の移動 : 16ヶ月