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トピックス


2014年3月14〜16日にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロスアンゼルスのHilton Los Angeles Universal Cityで開催されたThe Edward H. Angle Society of Orthodontists Angle Southern California Spring 3-Day Scientific Meetingに参加し、症例口頭発表をしてきました。その模様をレポートします。



私は昨年、Difficult case wth an excellent case部門でCase Winnerに選出されました。3回目のcase Winnerですが、今年は2症例のCase発表は免除され、その代わりに昨年Case Winnerに選出され症例をMemberの前で口頭発表しなければなりませんでした。もちろん英語でのプレゼンテーションです。プレゼンテーションの準備から、原稿の作成、英文への翻訳、英語の練習を積んで本番に臨みました。 英語でのプレゼンを意識して、時間内できちんと収まるように内容を自分が言いたい全ての事から70~80%ほどに押さえ、英語の単語もなるべく日本人の私が発音しやすい単語を選び、言い回しもなるべく簡便にして原稿とスライドを作りました。 緊張の中、気合いを入れて発表して来ました。





また、昨年のCase Winnerの私は今年の全ての症例を審査し、今年のCase Winnerを決めなければいけません。責任重大です。
プレゼンにも増してグレーダーとして全レギュラーメンバーのケースを1症例づつチェックして、今年のCase Winnerを決めるチェックがとても大変でした。90症例ほどをじっくりと拝見しまし、チェックしました。 それに加え、アフィリエイトメンバーの症例、アフィリエイトメンバーにチャレンジする人の症例とレギュラーメンバーにチャレンジする人の症例をざっと拝見しました。
1日目の午前中は自分のプレゼンテーションでテンパっていたので、1日目の午後と、2日目の午前中一杯を使ってCaseチェックを行いました。 疲れたけど、とても勉強になりました。
ほとんどの症例が.022スロットでした。僕が気がついた中では.018スロットを使用されてた症例は数症例しかありませんでした。現在の主流になっている矯正装置のスロットサイズは.022スロットである事は決定的です。
また、白人のClass IIにおける下顎のグロースはやはり凄いです。Full Class IIの症例を非抜歯で治療できるのは下顎の前方成長のポテンシャルが日本人とは異なるのではないかと思うような成長量を示す症例が多い事を実感しました。

1日目の午後と2日目の午前中は殆どの時間をCaseチェックに費やしたので、講演をきちんと聞くことが出来ませんでした。その点はとても残念でした。





Greg Huangの講演はエビデンスに関する講演でした。エビデンスベースは確かに臨床を患者さんに説明し納得させる上ではとても重要だと思います。しかし、矯正歯科臨床においてエビデンスでは説明しきれないチャレンジングな矯正歯科臨床や、成功体験を重ねた矯正歯科臨床が否定されるべきではないと思います。 一般的にはファンクショナルアプラインアンスによる治療は意味が無いと言うのが最近のエビデンスだと思いますが、症例によっては十分に治療成果を収められる症例が見受けられます。それをどう評価するのか?エビデンスが無いけれども成功する症例がある。この事例も私たちにとってはとても重要だと思います。



3日目のDr.Jim Vadenの講演はバリバリのTweedでちょっとビックリしました。治療経過を殆ど示していただけませんでしたが、経過を見たかったです。 治療のクオリティーはプレゼンテーションで拝見した症例の写真の治療後は素晴らしかったので、是非、途中結果を見せた頂きたかったです。 治療結果が全てかもしれませんが、僕はやはり患者と密接に関係すればするほど、治療過程が非常に重要だと思いますし、効率よく良い結果を得たいと思います。



期間中にはパーティーや会食会もあり、充実した3日間でした。
また、私自身にとって、とても勉強になりました。
今回得られた経験を菅沼矯正歯科での日常臨床に生かして行ければと思います。