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トピックス


2014年6月4日〜5日に東京都千代田区のベルサール九段で開催された公益社団法人日本臨床矯正歯科医会平成26年度6月例会に参加してきました。その模様をレポートします。




今回の例会では初日の午前中に支部長会が開催されました。支部は13支部ありますが、私は東海支部(愛知、岐阜、三重)の支部長をさせて頂いているので、支部長会に朝から出席しました。
どの支部もそれぞれに悩みがありじっくりと話し合い、支部からの要望を理事会にお伝えできた事は有意義でした。

午後からの例会では、先ず総会が行われました。公益法人としての決算総会でした。
総会後、プラグラムの最初は広報委員会プログラムとして「インターネットを活用した市民セミナー運用システムについて」齋藤康雄会員(神奈川支部)「平成26年度(2014年度)広報事業について」若江皇絵(広報委員会委員長)「『矯正歯科治療」に関する市民意識調査の結果報告および分析」水嶋敦(株式会社東急総合研究所)「新ホームページについて」森本徳明(総務担当理事)の4題の報告が行われました。

休憩を挟んでその後、社会医療委員会プログラム1として、「矯正歯科医が知っておく解りやすい薬事法等」と題した講演を講師に日本歯科材料工業協同組合材料問題保険担当理事の小川清史氏をお迎えしてお話を伺いました。
インビザラインやインコグニートなどの外国製カスタムメイド矯正装置は医療機器にも技工物にも該当しないので、薬事法上は承認されていない製品であるために、使用する際には患者さんに十分インフォームドコンセントを行い了解を書面で得た上で使用する事が必要との事でした。
非常に参考になる講演でした。

その後、懇親会が開催されました。
懇親会では来年2月に開催される日本臨床矯正歯科医会第42回名古屋大会のが案内を大会長としてさせて頂きました。多くの会員や会員スタッフ、そして会員外の先生のご参加があることを願っています。

懇親会終了後にも大会運営委員会に出席させて頂き、朝から夜まで会議漬けの1日でした。

例会2日目は社会医療委員会プログラム2として、社会医療委員会委員長の五十嵐一吉会員による「平成26年度診療報酬改訂における改訂項目の要点(レセプトオンラインも含む)」と題した講演からスタートしました。
今回の改訂における矯正歯科関係の主な項目の要点と新たに保険適応拡大になった5疾患としてチャージ小国軍、マーシャル症候群、下垂体性小人症、ポリエックス症候群(クラインフェルター症候群)、リング18症候群について情報が得られました。

引き続き「貴院のホームページは大丈夫? ー医療機関ホームページガイドラインの具体例を知るー」と題して社会医療委員会副委員長の土門明哉会員から講演がありました。
菅沼矯正歯科のホームページは既に10年以上経過していますからこの平成24年に策定されたガイドラインに合致しているかを一度、時間がある時に見直す必要があると感じました。

休憩を挟んで医療管理委員会プログラム1として「医院承継を実例から考える ー移譲する側からー」が開催されました。
これは2012年6月例会で「シリーズ 医院承継を実例から考える1総論」、2013年6月例会で「医院承継を実例から考える」に続く第3弾として開催されました。前回は医院を承継された会員の体験談に続き、今回は移譲した立場の会員からの講演でした。
東海支部池森由幸会員から「矯正歯科専門開業医の友人を見送って =医院承継のための、事前準備、経過、不測自体=」、神奈川支部小川邦彦会員から「医院承継を実例から考える ー自医院を譲った事例ー」、北関東支部に保母柄彌会員から「医院承継を実例から考える」と言うタイトルでそれぞれの体験談や実際の承継に関し留意すべき事、提案等をお聞かせ頂きました。
医院の未来をどうするか?承継を含めて矯正歯科専門開業医としてかんがておかなければいけない事項ですが、日々の臨床や雑務に謀殺されてなかなか実行に移せないのが実情です。実例を伺うと徐々に考えはじめなければいけないと痛感しました。

昼食後、午後からは医療管理委員会プログラム2として、「『第2回JpAOサーベイ』報告」と題して、スナッジラボ株式会社の前田泉氏から報告がありました。医院経営状態に関しての調査と報告でしたが、良好な医院経営の要点として初診料を抑え初診来院患者が来院しやすくする事と、人件費や材料費・テナント料等の固定費を抑える事と総括されていました。
その点は十分理解していますが、なかなか人件費や材料費を低く抑える事が出来ないのが悩みの種です。医院経営は難しく苦労が多いですね。

最後のプログラムは学術委員会プログラム アンコール賞受賞者発表でした。
「6歯欠損20年経過症例」村松裕之会員(東京支部)
「先天欠如歯および鋏状咬合を伴う上顎前突過蓋咬合症例」井上裕子(近畿北陸支部)
「下顎第二大臼歯の萌出障害のパターンについて ーオルソパントモX線写真を用いた数値解析ー」渡辺亨ら(神奈川支部)
3演題とも非常に有益な発表でした。



その他にスタッフプログラムとして「ひとは聞きたいようにしか聴かない」土屋和子(株式会社スマイル・ケア)と「口腔筋機能療法(MFT)の実際 ー効果を得るためのキーポイント」高橋未哉子(高橋矯正歯科クリニック)が開催されました。
菅沼矯正歯科からは歯科衛生士岡本涼子が両講演を受講しました。彼女にとってもとても勉強になった事でしょう。 

私自身も今回の例会も非常に内容が充実していて勉強になりました。

最後の閉会の辞の前に、再び第42回名古屋大会の案内をさせて頂きました。
「今度は2015年2月11日12日に愛知県名古屋市の名古屋国際会議場白鳥ホールにて皆様にお会いできる事を大会長として楽しみにしています。」